AppleからノイズキャンセリングイヤホンのAirPods Proが発売されましたね。
各地でAirPods Proの良い評判が聞こえてきて、私もだいぶ気になっています。
ただノイズキャンセリングイヤホンの競合製品としてソニーの WF-1000XM3 と比較する記事などウェブ上にも多いのですが、BOSE(ボーズ)のイヤホンと比較する記事はなかなか見かけません。
そこで、この記事ではAirPods Proと BOSE のノイズキャンセリングヘッドホン/イヤホン(QC20, QC30, QC35)の比較をしてみたいと思います。
比較するBOSE製品
今回のAirPods Proはノイズキャンセル機能が一つの目玉となることから、BOSE製品もノイズキャンセル機能がある、以下の3つと比較したいと思います。
- QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancellin headphones (以下QC20)
- QuietControl 30 wireless headphones (以下QC30)
- QuietComfort 35 wireless headphones II (以下QC35)
以下はQC20のBOSE公式サイトからの引用画像です。
BOSE公式サイト
見てわかる通りワイヤレスではありませんので、単純な比較対象としては不向きかもしれませんが、値段もAirPods Proよりも安くノイズキャンセル機能もあるので、ノイズキャンセル目的で買うなら比較対象として検討に入ってくるモデルかと思います。
以下はQC30の画像です。
BOSE公式サイト
両方のイヤホンがつながったタイプですが、ワイヤレスで価格帯もAirPods Proと同程度なので、AirPods Proと本格的に競合してくるのはこのタイプになりそうです。
以下はQC35の画像です。
BOSE公式サイト
ワイヤレスですが、ヘッドホンなのでAirPods Proと直接競合はしてこないかと思いますが、ノイズキャンセル機能というくくりで比較されたい場合もあるかと思いますので、比較対象に加えています。
カタログスペック比較
AirPods Pro | QC20 | QC30 | QC35 | |
発売日 | 2019年10月30日 | 2015年 6月26日 | 2016年10月28日 | 2017年11月27日 |
価格 (2019/10/31時点のカカクドットコムの最安値より) | 30,579円 | 25,500円 | 29,700円 | 32,400円 |
タイプ | カナル型 | カナル型 | カナル型 | ヘッドホン |
装着方式 | 左右分離 | – | 非分離(ネックバンド) | – |
接続タイプ | ワイヤレス | 有線 | ワイヤレス | ワイヤレス |
連続再生時間 | 最大4.5時間(ノイズキャンセリングモード時) 最大5時間(ノイズキャンセリングと外音取込モードオフ時) | – | 最長10時間 | 最大20時間 |
外音取り込み | 〇 | 〇 | ||
防水・防滴 | 〇 | |||
重量 | 5.4g | 44g | 28.4g | 234g |
装着方法
完全なワイヤレスの左右分離式はAirPods Proのみですので、手軽に使いたいという用途であればAirPods Pro一択となるでしょう。
重量が5.4gと圧倒的にほかのBOSE製品より軽いので、つけていて負担も少ないと思われます。
連続再生時間
有線のQC20は比較の対象外として、ワイヤレスのQC30, QC35が10時間近くの連続再生時間をカタログスペック上で謳っているのに対し、AirPods Proは4.5時間程度と、やや心許ない印象を受けます。
他のスペックが素晴らしい分、AirPods Proのこの連続再生時間はとても気になる部分です。
とはいえAirPodsはケース併用で最大24時間程度もつようなので、通勤・通学やちょっとしたお出かけであれば気にならないかもしれません。
逆に数時間ぶっ続けで作業するときに使いたいなどだと、やはり4.5時間のバッテリーだと足りなさそうな気がします。
外音取り込み
AirPods Proは外音の取り込みに対応しています。
BOSE製品の中ではQC20が周囲の音を取り込みながら音楽を楽しむ「Awareモード」という機能を搭載しています。
防水・防滴
今回の比較製品の中では防水・防滴機能があるのはAirPods Proのみです。
スポーツをする際には汗の問題で防水機能がしっかりしていた方がよいので、AirPods Proを選択するのがよさそうです。
ただ、今回はノイズキャンセル機能がある製品での比較のため比較対象から外しましたが、BOSEにはスポーツ用のモデルで「SoundSport Free wireless headphones」というモデルがあります。
ノイズキャンセル機能はありませんが、こちらは防水・防滴なので、スポーツ時に使用するイヤホンを検討するなら 「SoundSport Free wireless headphones」 と比較するのがよさそうです。
口コミ
ここではカタログスペックではわからない使用感などの情報を口コミから見ていこうと思います。
ノイズキャンセル機能
ノイズキャンセル機能に限って言うとBOSEがよいという声とAirPods Proがよいという声、ほぼ同等という声が拮抗している感じです。
シチュエーションによってノイズキャンセルのかかり方に違いがあるのかもしれません。
とはいえ従来の実績のあるBOSE製品に対して、いきなり投入してきたモデルでほぼ同等程度のノイズキャンセル機能を実装してくるアップルの技術力の高さがうかがえます。
音質
音質の面では全体的にBOSEのほうが好意的に評価されている印象です。
このあたりはさすがスピーカーメーカーという感じです。
AirPods Proでは特に低音域の弱さを指摘する声が多かったです。
外音取り込み
AirPods Proは地味にこの外部音取り込み機能の評判が良いです。
外音の取り込みが自然で、イヤホンを外したような感覚という声が多数聞かれました。
まとめ
総じてAirPods Proの評判は良いです。
今回BOSE製品と比べましたが、ノイズキャンセル機能は同等、音質はBOSEが上のものの、完全左右切り離しで小型、防水・防滴で外音取り込み機能も付いていることを考えると、AirPods Proは素直に買いな気がします。
コメント