2019年9月1日より、auの中古端末のSIMロック解除ができるようになりました。
auでは2017年12月まで中古端末のSIMロック解除が可能だったのですが、12月の利用規約の改定以降、中古端末のSIMロック解除ができなくなっていました。
今回の変更は、2018年8月に交付された総務省のガイドラインに従うもので、ドコモやソフトバンクでは既に中古端末のSIMロックが可能となっていたので、これでauを含めた大手キャリアでは全て中古端末のSIMロックに対応したことになります。
この記事ではauでの中古端末のSIMロックの手数料や手続きなどについて紹介します。
SIMロックの解除対象機種は?
SIMロック解除の対象となる機種は以下の条件を満たす必要があります。
- 2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応の機種であること
- ネットワークの利用制限中の端末でないこと。
- 過去に犯罪に使われていたり、携帯料金が支払われていなかったり、本人確認書類に虚偽記載をして不正に取得した端末等の場合、利用制限がかけられている可能性があります。
- auのネットワーク利用制限携帯電話機照会のページから利用制限中か確認できます。確認にはIMEIまたはMEIDという端末の識別番号が必要です。iPhoneの場合は[設定]->[情報]の順に項目を移動していくとIMEIを確認できます。
- 機種購入日から101日経過していること。
- ただし以下の場合は100日以前でも解除可能です。
- 一括払いで購入している場合。
- 対象回線でSIMロック解除したことがあり、前回の解除から101日以降である場合 。
- ただし以下の場合は100日以前でも解除可能です。
手数料と解除手続き
現在はホームページからの解除は行っておらず、直接auショップに来店して手続きを行う必要があります。
ドコモはウェブから自分でSIMロック解除手続きを行うことができますので、その点ではauは少々面倒ですね。
手数料は3,000円(税抜き)で、こちらはドコモやソフトバンクの場合に店頭で行うのと同じ値段です。
なお個人の場合はあまり関係がありませんが、中古端末のSIMロック解除については一人当たり一日2台までという制限があります。
また手続きには本人確認書類が必要ですので、以下のいずれかを持参してください。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 身体障がい者手帳 または 療育手帳 または 精神障がい者保健福祉手帳
- 特別永住者証明書
- 在留カード
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
- 健康保険証
なお以下の場合は補助書類として、公共料金領収書又は住民票又は 届出避難場所証明書(いずれも現住所が記載されていて3か月以内にはっこうされたもの)が必要となります。
- 本人確認書類の住所と現住所が異なる場合
- 本人確認書類が「住民基本台帳カード」「健康保険証」の場合で、本人名義のクレジットカード以外で携帯料金を支払っている場合
まとめ
auでもようやく中古端末のSIMロックが解除できるようになりました。
ウェブ上での解除手続きには対応していないため、現状では店頭に行き、手数料3,000円を支払って、手続きをしてもらう必要があります。
少々面倒ではありますが、今後格安SIMへの乗り換えを検討されている方はもちろん、将来的に端末を売りたい方などもSIMロックが解除されてると、それだけで査定額が上がりますので、ぜひ解除を検討されることをお勧めします。
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