普段、パソコンでのメモ用ソフトにObsidianというMarkdownエディタを使っています。
Markdownのプレビューも簡単にできて重宝しているのですが、複数のPCでObsidianで作業したファイルを閲覧・編集しようとする場合に、いちいちファイルを移動するのは面倒です。
そこでこの記事では私が実践しているObsidianでの複数PC間でのデータ共有方法をご紹介します。
方針
方針としては以下の通りです。
- DropboxフォルダにVaultを作成する
- 他のPCからDropbox経由で作成したVaultを参照する
オンラインのストレージサービスを経由するという単純な方法ですが、ほぼリアルタイムで変更が反映されるので、リアルタイムでの共同編集にも使えて、かなり便利です。
なお私はDropboxを使用していますが、Onedriveでも同様の方法は使えると思います。
共有した際の動作
Dropbox経由でファイルを共有しているためデータの保存は直ちに別PCにも反映されます。
Obsidianはタイピングが止まったら2秒で自動保存されるためほぼリアルタイムに変更を別PCと共有できます。
複数人で同じ記事を同時編集するときなどに使えそうです。
具体的な設定手順
単純にDropboxフォルダにVaultを作成して共有するだけですが、念のため以下に詳しい手順を記載しておきます。
DropboxフォルダへのVaultの作成
- Obsidianの左のサイドバーでOpen another vaultをクリックします。

- 開いたダイアログ上でCreaetをクリックします。

- Vault nameにVaultの名前を自由に設定します。

- LocationのBrowseボタンをクリックし、フォルダ選択ダイアログを表示し、そこでDropboxフォルダを選択します。

共有したいPCでのVaultの読み込み
- Obsidianの左のサイドバーでOpen another vaultをクリックして開くダイアログでOpenをクリックします。

- 表示されたフォルダ選択ダイアログでDropboxフォルダに作成しておいたVaultのフォルダを選択します。
制限
- Dropboxの無料アカウントの容量上限は2GBまでです。(2020/11/15時点)
- OneDriveなら無料アカウントの上限が5GB(2020/11/15時点)のため、無料でしたいならOneDriveを使った方がよさそうです。
- Obisidianのインストール時についてくるヘルプ記事全体のVaultは総容量が約1MB。画像容量に気を付ければ2GBで、かなり記事を書けるはず。
まとめ
Obsidianで書いたメモや記事を他のPCでも共有したい場合はDropboxなどのオンラインストレージを経由して共有すると、ほぼリアルタイムでの共同編集ができて便利です。
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