OPPO Reno AとHuawei P30 lite の機能比較

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OPPOから新機種のReno Aが10月8日、日本で発売されました。

低価格でハイスペックなかなりコスパの良い機種となっていますが、同じくこれまでコスパの良い機種として知られてきたHuawei P30 liteと比較して、どの程度のスペックなのでしょうか?

今回はOPPO Reno AとHuawei P30 liteを比較してみたいと思います。

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価格

価格はキャリアが販売している場合、キャンペーン価格などで値段が異なってくるので、ここではSIMフリースマホでの価格を比較してみます。

OPPO Reno A : 35,800円
Huawei P30 lite : 32,880円前後 (発表時)

公平を期すためHuawei P30 liteは発表時の価格を載せましたが、現在(2019/10/11)は価格.comの最安値で28,187円のものがありました。

OPPO Reno Aも販売開始後しばらくたつと、値段が下がってくると思われますが、発表時の値段に比較するとHuawei P30 liteのほうが安く購入できそうです。

メモリ(RAM)

OPPO Reno A : 6 GB
Huawei P30 lite : 4GB

OPPO Reno Aはメモリが6GBと低価格スマホとしてはメモリが多いです。

メモリは多ければ多いほど、複数のアプリを立ち上げたりしても重くなったりしませんので、多いに越したことはありません。

3万円台のスマホでメモリを6GB載せるということは、通常ありません。

参考までに価格.comのスペック検索でメモリ6GBのSIMフリースマホを検索した結果(2019/10/11から過去6か月以内に発売されたもの)が以下になります。

メーカー機種価格※
ASUSZenFone 6 128GB SIMフリー69,800円
HUAWEIHUAWEI P30 SIMフリー56,980円
シャープAQUOS zero SH-M10 SIMフリー79,800円

※価格は2019/10/11時点の価格.comでの最安値を表示

過去に発売された機種で6GBのメモリを搭載されているモデルはどれも5万円以上するハイエンドのものばかりです。

ですので、このOPPO Reno Aの価格帯で6GBがいかに凄いお得かがわかります。

ストレージ(ROM)

OPPO Reno A : 64 GB
Huawei P30 lite : 64 GB

どちらも64GBで同じす。ただしOPPO Reno Aについては、楽天モバイルから販売されるものであれば128GBとなります。

ストレージを拡張するものとしてmicroSDなどがありますが、Reno A, P30 liteのどちらとも、microSDに対応しています。

microSDで拡張できるストレージ容量は以下の通りです。

OPPO Reno A : 最大256 GB
Huawe P30 lite : 最大512GB

拡張できる容量としてはHuawei P30 liteのほうが多いようですね。写真やムービーを大量に携帯に保存される方はP30 liteのほうが適していそうです。

プロセッサ

OPPO Reno A : Qualcomm Snapdragon 710
Huawei P30 lite : HiSiricon Kirin 710

これらのプロセッサのベンチマークの結果をしたサイトがありましたので、以下に引用します。

Processor benchmark

Kirin 710のAnTuTuベンチマークスコアは138,583点の14万点弱という結果になりました。Kirin 659からは1.6倍の成長に成功し、このグラフからはCPU性能の成長が大きく関わっているように感じます。


Snapdragon 710とは約31,000点差、Snapdragon 660とは約6,000点差となっています。仮想敵として挙げられているSnapdragon 636の総合性能は115,000点程なので、約23,000点も上回っています。一方でSnapdragon 636を搭載したASUS ZenFone 5のスコアは14万点弱となっていますが、これはAIブーストという機能をONにして計測したスコアなので正確な比較には使用できないと思っています。

ReaMEIZU 「HiSilicon Kirin 710を発表。Qualcomm Snapdragon 710には遠く及ばず」

ベンチマークスコアでは総合性能でSnapdragon 710がKirin 710を上回っているようです。

CPU性能、GPU性能、UX性能、MEM性能を見てもMEM性能以外はSnapdragon 710のほうがKirin 710を上回っており、内部のプロセッサの性能はOPPO Reno Aのほうが良いようです。

CPU性能
文字通りCPUの処理速度を意味します。

GPU性能
グラフィックス性能を表します。この性能が高いと3Dのゲームなどを快適に遊べます。

UX性能
ユーザーエクスペリエンス性能、つまりユーザーが快適に操作を行えるかを表します。マルチタスク時の切り替えや画像の表示速度などに影響します。

MEM性能
RAMやROMなどへのデータの書き込み速度を表します。

カメラ

OPPO Reno A : 背面カメラ1600万画素+200万画素、インカメラ 2000万画素
Huawei P30 lite : 背面カメラ2400万画素+800万画素+200万画素, インカメラ2400万画素

OPPO Reno Aは背面カメラがデュアルカメラに対し、Huawei P30 liteはトリプルカメラ構成です。

Reno Aでは200万画素の補助センサーを使用することで、AIによるシーン認識や背景をきれいにぼかしたりといったことが可能です。

P30 liteでも同様のことが可能ですが、さらにもう一つのセンサーを広角カメラとして使用することができるため、Reno Aに比べて簡単にズームの切り替えが可能になっています。

画素数もHuawei P30 liteのほうがOPPO Reno Aより全体的に上回っており、カメラを重視するならP30 liteがお勧めです

Huaweiはカメラメーカーのライカと協力するなど、以前からHuaweiはカメラ機能に力を入れていましたが、それがP30 liteでもよく出ています。

ディスプレイ

OPPO Reno A : 有機EL, 6.4インチ, 2340 x 1080 ピクセル
Huawei P30 lite : 液晶, 6.15インチ, 2312 x 1080ピクセル

大きさとピクセル数は両者同程度ですね。大きな違いは有機ELか液晶かの違いです。

有機ELのほうが引き締まった黒を表現できる、ディスプレイを薄くできるといった利点があるのですが、価格が高いのでこれまで低価格スマホでは使用されてきませんでした。

今回Reno Aに使用されたということで、ディスプレイの面ではReno Aのほうが勝っている印象です。

認証機能

OPPO Reno A : ディスプレイ指紋認証, 顔認証
Huawei P30 lite : 背面指紋認証, 顔認証

両者とも指紋認証と顔認証に対応しています。

違いは指紋認証がReno Aはディスプレイ上で行うディスプレイ指紋認証、P30 liteは端末背後にある指紋スキャナーで行う背面指紋認証である点です。

ディスプレイ指紋認証は液晶に比べて光をよく透過する有機ELをディスプレイとして使用することで可能になるそうで、Reno Aに関しても有機ELを採用したことでディスプレイ指紋認証が実現できたと思われます。

指紋認証がでいるという観点ではどちらも同じですが、専用のセンサーを表に出さなくてもよい分ディスプレイ指紋認証のほうがデザイン性が上がるようです。

防水・防塵

OPPO Reno A : 防水・防塵対応あり
Huawei P30 lite : 防水・防塵対応なし

3万円台の低価格スマホにも関わらずReno Aは防水・防塵対応が施されています。

一方P30 liteは防水・防塵機能はありません。

おサイフケータイ

OPPO Reno A : Felica対応
Huawei P30 lite : 対応なし

OPPO Reno Aは海外メーカーの低価格帯のSIMフリースマホでは珍しくおサイフケータイに対応しています。

一方Huawei P30 liteは対応がありません。

最近はPayPayなどのキャッシュレス決済手段が増えてきたので、Felica対応がどの程度優位性があるかというのは難しいですが、これまでFelicaで決済してきた方にはReno Aを選択する大きな理由になると思います。

バッテリー

OPPO Reno A : 3,600 mAh
Huawei P30 lite : 3,340 mAh

バッテリーに関しては、OSなどのアプリがどの程度バッテリーを消費するかなどで、駆動可能時間が変わるので、スペックだけで判断するのは難しいかと思います。

ただ、単純なスペック比較であればReno Aのほうが多少バッテリー容量が大きいようです。

デュアルSIM

OPPO Reno A : デュアルSIM対応
Huawei P30 lite : デュアルSIM対応

どちらもSIMを二つ挿して使うデュアルSIMに対応していますので、差異はありません。

なお注意点として、両者とも2枚目のSIMを入れる位置が、ストレージ拡張用のmicroSDと共用になっています。

そのため、microSDを入れるとデュアルSIMにはできないためご注意ください。

まとめ

スペックをまとめると以下のようになります。

OPPO Reno AHuawei P30 lite優位な方
価格35,800円32,880円Huawei P30 lite
メモリ6GB4GBOPPO Reno A
ストレージ64GB(microSDで最大256GB)64GB(microSDで最大512GB)Huawei P30 lite
プロセッサQualcomm Snapdragon 710HiSiricon Kirin 710OPPO Reno A
カメラデュアルカメラトリプルカメラHuawei P30 lite
ディスプレイ有機EL液晶OPPO Reno A
認証機能ディスプレイ指紋認証, 顔認証背面指紋認証, 顔認証OPPO Reno A
防水・防塵対応ありなしOPPO Reno A
おサイフケータイ対応ありなしOPPO Reno A
バッテリー3,600 mAh3,340 mAh
デュアルSIM対応対応同等

全体としてOPPO Reno Aでは低価格スマホでは考えられないほど基本スペックが高いです。

日本で人気のある防水・防塵対応やおサイフケータイ(Felica)に対応していることから、本気で日本のマーケットを取りに来ている感じがします。

Huawei P30 liteも価格面や最大ストレージ容量、カメラの面で優位ですが、大きく違いを出せているのはトリプルカメラにしているカメラの点くらいかなと思います。

逆に言えばカメラ機能にこだわりがあるならOPPO Reno Aに比べてHuawei P30 liteはかなり魅力的なはずです。

ただ、それ以外の基本スペックで判断するなら、OPPO Reno Aはやはり強いです。

今のところ低価格スマホならこれを買わない理由はないかなというくらいコスパがよさそうです。

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