OPPOのスマートウォッチであるOPPO Watchは、中国では3月から販売を開始していましたが、日本でも8月に販売が開始されます。
日本で販売される際は、中国で販売されているものと比べて、機能を制限されたりなどのローカライズがされている場合がありますので、この記事では日本で販売されるOPPO Watchのスペックを見ていきたいと思います。
スマートウォッチではApple Watchが気になる方も多いでしょうから、ここではApple Watchと比較してOPPO Watchがどういう人におススメか見ていきます。
「スペックだけ知れればいい!」という方のために以下に比較の表を載せておきます。
OPPO Watch | Apple Watch Series 5 (40mm) | |
価格 | 25,800円 | 42,800円~(GPS) 53,800円~(GPS+Cellular) |
ディスプレイ | 41mm 320×360ピクセル 有機ELディスプレイ | 40mm 324 x 394ピクセル 有機ELディスプレイ |
OS | Watch OS | Wear OS |
接続可能デバイス | Android機器(Android6.0以上) iOS機器(iOS12.0以上) | iOS機器 |
耐水性能 | 30m | 50m |
決済 | NFC決済 | Felica(Suica, iD, QUICKPay) QRコード決済(PayPay) |
単体での通話 | 不可 | GPS+Cellularなら可能 |
バッテリー | 通常使用24時間 省エネモード2週間 高速充電75分 | 18時間 |
センサー | 気圧センサー 光学式心拍センサー 加速度センサー 調光センサー ジャイロセンサー 磁気センサー 静電容量センサー | 気圧高度計 電気心拍センサー 光学式心拍センサー 加速度センサー 環境光センサー ジャイロスコープ コンパス |
GPS | あり | あり |
ストレージ | 8GB | 32GB |
ネットワーク | BlueTooth 4.2 Wi-Fi b/g/n | BlueTooth 5.0 Wi-Fi b/g/n |
価格

OPPO Watch : 25,800円
Apple Watch : 42,800円~ (GPS)
53,800円~(GPS+Cellular)
Apple Watchはついている機能によって値段が変わってきます。
Apple Watch単体で通話ができるCellularモデルは53,800円から、通話ができないGPSモデルは42,800円です。
日本で販売されるOPPO watchはeSIM非対応で通話ができなモデルのみで25,800円です。
Apple WatchのGPSモデルと比較すると、OPPO Watchは14,000円程度安いです。
ディスプレイ

OPPO Watch : 41mm 320×360ピクセル 有機ELディスプレイ
Apple Watch : 40mm 324 x 394ピクセル 有機ELディスプレイ
Apple Watchのディスプレイサイズは40mm, 45mmがありますが、ここでは比較のため40mmのスペックを記載しています。
Apple Watchの方が解像度がやや高いですが、それほど大きく違いはありませんし、どちらも有機ELディスプレイなので、両者に特別な違いはなさそうです。
OS

OPPO Watch : Wear OS
Apple Watch : Watch OS
OPPO Watch のOSはGoogleのAndroidベースのOSなのに対し、Apple WatchはAppleが独自開発しているスマートウォッチ用のOSであるWatch OSを使用しています。
AndroidベースのためOPPO WatchではGoogle Playストアからアプリをインストールすることができます。
対してApple WatchではAppleストアからアプリをインストール可能です。
Google PlayストアからかAppleストアのどちらからインストールするかの違いなので、ここはどちらが良いということは特にありません。
ただ、Google Playストアにしかない、または逆にAppleストアにしかないアプリもあるので、どうしてもスマートウォッチで使いたいプリがある場合は差別化ポイントになるかもしれません。
接続可能デバイス

OPPO Watch : Android機器(Android6.0以上) iOS機器(iOS12.0以上)
Apple Watch : iOS機器
OPPO WatchはAndroidベースのOSのため、Android機器と接続できることはもちろんですが、iOS12.0以上のiOS機器とも接続が可能です。
ただしiOS機器と接続する際には、使用できるサービスや機能が一部異なるそうなので注意が必要です。とはいえ、多少機能が違ってもiPhoneでもOPPO Watchが使用できるというのは大きいポイントかと思います。
たいしてApple WatchはiOS機器からの接続しかできませんので、Androidスマホユーザーですと、この時点でApple Watchの購入をあきらめざるを得ません。
耐水性能

OPPO Watch : 30m
Apple Watch : 50m
OPPO Watchの耐水性能が30mに対し、Apple Watchは50mということで、カタログスペック的にはApple Watchの方が勝っています。
ですが、Apple Watchもあくまで50m“耐水”というだけで、完全防水ではありません。
Apple Watchで想定している状況も
・プールや海で泳ぐ
・浅い水深での利用
程度でありスキューバダイビングやウォータースキーなどの高い水圧がかかるようなアクティビティは想定していません。
Apple Watch Series 2 以降は、プールや海で泳ぐなど、浅い水深での利用に対応しました。ただし、Apple Watch Series 2以降を装着したまま、スキューバダイビング、ウォータースキーなど、水圧が高くなったり、所定の水深より深く潜るようなアクティビティを行うことは想定していません。
https://support.apple.com/ja-jp/HT205000
以上のことを考えると、OPPO Watchもプールなどで泳ぐ状況には対応しているため、耐水性能に関してApple Watchの方に大きくメリットがあるというわけではなさそうです。
決済

OPPO Watch : NFC決済
Apple Watch : Felica(Suica, iD, QUICKPay) QRコード決済(PayPay)
OPPO Watch についてはGoogle PayのNFC決済が可能とのことですが、日本で広く使用されているSuicaなどのFelicaに対応しているかはまだ、確かな情報がありません。
Apple Watch についてはFelicaに対応しておりSuica, iD, QUICKPayが利用可能です。その他QRコード決済のPayPayもApple Watchでバーコードを読み込ませることで可能です。
単体での通話

OPPO Watch : 不可
Apple Watch : GPH+Cellularなら可能
中国で販売されているOPPO WatchではeSIMに対応していて、OPPO Watch単体での通話が可能です。
しかし、日本で販売されるものについてはeSIMに対応していないため、単体での通話ができません。
Apple Watchでは値段は高いですがGPH+Cellularモデルであれば、単体での通話が可能です。
「ランニングに出かけても通話や通知を確認したい、でもスマホを持っていくのは嫌」という場合はApple Watchの方がおススメです。
なおGPH+Cellularモデルで通話を行う場合は、別途Apple Watch用に通信サービスプランに加入する必要がありますのでご注意ください。
バッテリー

OPPO Watch : 通常使用24時間 省エネモード2週間 高速充電75分
Apple Watch : 18時間
OPPO Watch は通常使用であれば24時間の駆動時間です。
ただし、省エネモードで起動していれば2週間持つということで、最低限の機能だけでよいのでバッテリーを長持ちさせたいという場合は省エネモードを活用すれば、かなりバッテリーは持ちそうです。
さらにOPPO WatchはOPPO独自の高速充電機能(Watch VOOCフラッシュチャージ)に対応しており、75分でフル充電可能です。
一方、Apple Watchは最大18時間の駆動時間のため、毎日バッテリーを充電する必要がありそうです。
Apple Watchのバッテリ-消費が激しいことは多方で指摘されておりこともあり、バッテリーの面ではOPPO Watchに分がありそうです。
センサー

OPPO Watch :
気圧センサー , 光学式心拍センサー, 加速度センサー, 調光センサー ,ジャイロセンサー ,磁気センサー ,静電容量センサー
Apple Watch :
気圧高度計, 電気心拍センサー, 光学式心拍センサー, 加速度センサー, 環境光センサー, ジャイロスコープ, コンパス
センサー類に関しては特に、両者は大きな違いはなく、できることもそこまで違いはありません。
心拍数や歩数、睡眠状態の測定はOPPO Watch, Apple Watchともに行えます。
GPS

OPPO Watch : あり
Apple Watch : あり
両者ともにGPSを搭載しており、ランニング時などの走行ルートをきちんと記録してくれます。
ストレージ

OPPO Watch : 8GB
Apple Watch : 32GB
ストレージはOPPO Watchが8GBに対して、Apple Watchは32GBで大きく差があります。
Apple WatchではiPhoneから同期を行うとApple Watch内に音楽データを保存しておけます。
32GBのストレージがあれば1000曲以上保存できるので、音楽データをスマートウォッチ内に大量に保存しておきたい場合はApple Watchの容量は魅力的です。
ネットワーク

OPPO Watch : Bluetooth 4.2 Wi-Fi b/g/n
Apple Watch : Bluetooth 5.0 Wi-Fi b/g/n
どちらもBlueToothとWi-Fiでの接続に対応しています。
BluetoothのバージョンはOPPO Watchが4.2, Apple Watch が5.0です。
5.0は4.2に比べてデータ転送速度が2倍ほど速くなっており、Bluetoothの性能的にはApple Watchの方が上のようです。
まとめ
OPPO WatchとApple Watchの比較を行いました。
Androidユーザーですと、接続端末の制限からApple Watchは使用不可となってしまいますが、OPPO WatchはiOS機器との接続も可能なことから、iPhoneユーザーは選択の幅が広がります。
値段はOPPO Watchの方が1万5千円以上安く、基本的なモニタリング機能やNFC決済機能も問題なくついているため、かなり魅力的です。
またバッテリーの持ちもApple Watchよりも良く、高速充電にも対応しているのは、かなりアピールできるポイントです。
ただし、日本で発売されるOPPO WatchはeSIMに対応しておらず、単独での通話ができません。
運動中に通話や通知を受けたいといった場合には、スマホの携帯が必要となってしまう点は少し残念なポイントです。
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