シヤチハタから痴漢への抑止力として「迷惑行為防止スタンプ」が試験的に発売されるようです。
この記事では「迷惑行為防止スタンプとはどういうものなのか?」、「開発の経緯は?」、「いつ、どこで買うことができるのか?価格はいくらか?」など、スタンプの詳細についてお伝えします。
開発された迷惑行為防止スタンプとは?
見た目は通常のシヤチハタ印と変わらないスタンプですが、UV発色インキを使用しているのが通常の シヤチハタ 印と大きく異なります。
UV発色インキは普通の光の下では透明ですが、ブラックライトの下で発光する性質があります。
痴漢などの迷惑行為があったときにこのスタンプを相手の手などに押しておけば、あとからスタンプに付属のブラックライトで照らすと、誰がスタンプを押された相手かわかる、ということのようです。
ただ、このスタンプの本来の目的は抑止力であり、実際にこれを使って犯人を特定するというよりも、これを持っていることで痴漢などの迷惑行為を思いとどまらせることが狙いのようです。
スタンプの色がわざわざ目立つ黄色なのもそのためですね。
このスタンプに関するニュース動画が以下から見られるので、これを見ると実際の印影の様子などもわかるかと思います。
開発の経緯
一時期、今年の中旬くらいに、痴漢対策に安全ピンを痴漢をした人に対して刺して反撃する行為が社会問題となっていました。
痴漢から自己防衛するのだから仕方がないという意見がある一方、安全ピンを刺す行為は大変危険で、間違えてほかの人を刺すことも考えられることから賛否両論でていました。
シヤチハタ の護身用スタンプは、このような問題に対して対応したい、という思いから開発がはじめられたようです。
今年5月にシヤチハタの公式twitterアカウントで、このスタンプの開発をすると宣言がされており、一時かなり話題になりました。
確かにスタンプであれば、安全ピンに比べてかなり危険は少ないですね。
痴漢冤罪への懸念
twitterなどを見ると、この護身用スタンプはかなり好意的に迎えられているようなのですが、当然痴漢冤罪が発生する危険もあります。
満員電車で身動きも自由にできない中、迷惑行為を行う人に対して、適切にスタンプを押せるのかというはかなり微妙なラインの気がします。
また、面白半分でスタンプを押して痴漢行為をでっち上げるいたずらに使用される可能性も否定できません。
シャチハタ側があくまで抑止力が目的であるとするのも、こういった痴漢冤罪も想定してのものかと思います。
いつ、どこで買えるのか?値段はいくらか?
販売はシヤチハタの公式オンラインストア「シヤチハタ アンテナショップ」 で行われます。
シヤチハタ アンテナショップ :https://www.shachihata.jp/
販売開始は 2019年8月27日13時から。 値段は2,500円(税抜き)です。
販売個数は500個のため、すぐ売り切れる可能性があります。
購入希望の方は販売開始後すぐに購入されることをお勧めします。
まとめ
シヤチハタからUV発光インクを使用した痴漢対策用のスタンプが試験的に販売されることになりました。
安全ピンで痴漢を撃退する、という一時期かなり話題になった痴漢対策よりかなり平和的な解決策だと思う一方、痴漢冤罪の懸念もあるように思います。
8月27日の13時から公式オンラインショップにて試験販売が始まるので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。
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